寝たきりになっちゃうと、「お風呂に入れてあげたいのに、入れない」という現実に直面します。
訪問入浴サービスを利用していても、週に1回、2回程度です。
汗をかいたときなんか、清拭タオルで身体を拭いてあげたいと思いますよね。
ただ、清拭タオルを作るのって、お湯を準備したりとか、ちょっと手間がかかって面倒くさい!
そこで、もう少し簡単に作れないか試行錯誤した結果、「レンジ蒸し器」と「清拭料スプレー」の活用で複数の清拭タオルを作る方法にたどり着きました。
この方法だと、清拭タオルを作るために大量のお湯の準備も必要ありません。
蒸気があるのでタオルの発火も防げるし、熱さも長持ちします。
なんたって、ただの清拭タオルで拭くより洗浄力もアップするし、保湿もできちゃいます。
それでは、「レンジ蒸し器」と「清拭料スプレー」を使った清拭タオルの作り方を紹介します。
清拭タオルと清拭料スプレー、どう使うの?

清拭は、清拭タオルにスプレーを吹きかけて体を拭いていくだけのシンプルな流れです。
ただ、ちょっとしたコツを知っておくと、仕上がりも快適さもぐっと変わります。
● スプレーの霧は「少し粗(あら)め」にするとタオルに付きやすい
霧が細かすぎると、タオルに付着しにくく、何度も吹きかける手間が出てしまいます。
そのため、霧は 少し粗(あら)め に設定しておくと、タオル全体にまんべんなく広がりやすく、清拭がスムーズに進みます。
● タオルは20分ほどで“熱い → 温かい”に変化する
温めた清拭タオルは、20分ほど経つと“熱い”から“温か〜い”くらいの心地よい温度になります。
また、清拭料は最後にけっこう残るので、残った清拭料でタオルをもう一度湿らせて絞り、顔を拭くという使い方もできます。
もしタオルが冷えてしまったら、
500〜600Wで30〜60秒ほど電子レンジで再加熱すれば、すぐに使える温度に戻ります。
● 清拭後は「乾いたタオル」で水分をやさしくオフ
清拭が終わったら、乾いたタオルで肌に残った水分をやさしく押し当てて吸い取るのがポイント。
こすってしまうと皮膚が傷つきやすくなるため、押し当てるだけで十分です。
水分をしっかり取ることで、
- 体の冷えを防ぐ
- 皮膚がふやけて傷つくのを防ぐ
- 清潔で快適な状態を保てる
というメリットがあります。
清拭タオルとスプレー用清拭料を作るために用意するもの
清拭タオルを作るため必要なもの
電子レンジ用蒸し器(フタ付き)

「電子レンジ用蒸し器」(Amazonで見る)に固く絞ったタオルを複数本並べて、ムラなく安全に温めるために使います。
普段は、魚や肉と野菜たっぷりとれる介護食が簡単に作れるアイテムとして、大活躍しています。
タオル
ご自身のやり方を考慮して、必要本数を決めてください。
顔、上半身の上下、下半身の上下それぞれ1本使うなら5本。この他に拭いた後の湿り気(しめりけ)取りに数本必要です。
スプレー用清拭液を作るため必要なもの
スプレー容器

薄めた清拭料をスプレーするために使います。ダイソー(100均)の園芸コーナーで購入しました。
スポイト

スプレー用清拭料を作る時に使います。ダイソー(100均)の化粧品コーナーで購入しました。
清拭料

洗浄・保湿のために使います。保湿クリームの2度手間がなくていいです。
私は、ピジョンの『うるおうからだふき』を使っています!
保湿成分に加えて、チャ葉エキス(消臭・清潔)とセージ葉エキス(肌引き締め)の天然パワーが肌を健やかに守り、拭き上がりもスッキリです。
清拭タオルとスプレー用清拭料の作り方
清拭タオルの作り方手順
私が使っている『電子レンジ用蒸し器』を使った作り方です。5本作りました。
1.水で濡らして固く絞ったタオルを 蒸し皿(ザル)に並べる。 ↓

乾いたタオルを丸めてから、濡らして絞るのがいいです。濡らしてからだと、たたんで丸めるのが大変です。
普段から、タオルを丸めて収納しておけば、濡らして絞るだけなので楽ちんです!
↓
丸めたタオルを洗面器などに入れ、水に浸すか、上から水をかけて濡らし、しっかり絞ると簡単ですよ。
2. 蒸し器の受け皿に100~150mlのお湯を入れる ↓

私は150mlくらい入れています。
3.お湯を入れた受け皿にタオル入の蒸し皿(ザル)を重ねる ↓

3. フタをしてレンジで5分チン!

3分くらいかなと思ってチンしましたが、3分ではぬるい感じです。5分だと熱々です。
レンジ用トレー(100均のキャンドゥで購入)にレンジ蒸し器を載(の)せると出し入れが楽です。
4. 清拭タオルの出来上がり ↓

画像には湯気が見えませんが、5本、一気に熱々タオルができました。
フタ付きなので、中は蒸し蒸し、15分くらいまでは熱々です。20分だと温かーいって感じです。冷たくはないです。
清拭料スプレーの作り方手順
私が使っているピジョンの『うるおうからだふき』を使った場合の作り方です。
1. 水100mlにお湯100mlを入れる
水だけで作ると、タオルが冷めるのでお湯を混ぜて温度を上げます。
お湯は、ポットの90℃のお湯を使いました。水温により温度は多少変わりますが、45℃くらいになります。
メモリ付きのカップやスプレー容器だと、まず100mlメモリまで水を入れ、次に200mlのメモリまでお湯を入れれば簡単に作れますよ!
2.『うるおうからだふき』を6~7滴(約0.33ml)をスポイトで落とす
3. スプレーに作った清拭液を入れてよく振る
※ バケツでお湯を作ると清拭剤をドバドバ使っちゃいますが、
スプレーならたったの数滴! これで「保湿・洗浄・節約」
の三拍子が揃った魔法の水が完成です。
【裏技】陰部だけは「使い捨て」を賢く使う
清拭で一番汚れやすい陰部だけは、厚手のおしりふきなどの使い捨てシートを使うのもひとつの手ですよ。
陰部を石鹸とか使って陰洗した後であればタオル使うのもいいですが、タオルが超汚くなるのでいやですよね。
そこで、「ここだけは使い捨て」と割り切ることで、在宅介護のストレスを確実に減らせます。
陰洗とか超面倒くさいと思うような時や災害時のために、少しは使い捨てシートをストックして置くといいかなと思います。
ストックしておくなら大判タイプがいいですね。100均で売っているものはちょっと物足りないです。
超大判(×30㎝)で「レンジで温められるからだふき」というのがありますよ。↓
清拭タオルは除菌しておくと安心
清拭後のタオルには汗や皮脂と一緒に目に見えない菌が残ります。
湿ったまま放置すると増えやすいため、使ったら軽く除菌してから洗濯すると衛生的です。
家庭なら、酸素系漂白剤をお湯に溶かして浸け置きするだけで十分。
医療レベルの消毒までは不要ですが、日常の感染予防には効果があります。
【徹底除菌したい人 】酸素系漂白剤を使う
酸素系漂白剤(シャボン玉石けんなど)は、 お湯に溶かすと酸素が活性化し、繊維の奥までしっかり除菌できます。色柄ものも傷めにくく、「ひと手間」で高い清潔さを確保できます。
▼ 私はシャボン玉 酸素系漂白剤(粉末)を使っています。
シャボン玉 酸素系漂白剤(粉末)は、過炭酸ナトリウム100%で“添加物ゼロ”。
一般的な粉末漂白剤(例:ワイドハイター、オキシクリーン)のように、界面活性剤・香料・安定剤など複数の添加物が入っていません。
なので、肌に触れるタオル類、赤ちゃん用品、介護タオルにも安心して使えます。
私の使い方は、水1ℓ+ポットの90℃のお湯1ℓで約49℃(水温で変化します)のお湯を作り、タオルを20分浸した後、水ですすいでいます。
※ シャボン玉 酸素系漂白剤(粉末)は30℃~50℃のお湯が効果的とのことです。
【手早く済ませたい人 】塩素系漂白剤を使う
水で薄めるだけでOKの塩素系漂白剤(ハイターなど)を使うと手軽に除菌できます。
除菌力は酸素系に劣りますが、日常の汚れを抑えるには十分。ただし白タオル専用と考えてください(色落ちしやすいため)。
※ 除菌後は、すすいで洗濯機へ入れてもよし、時間がなければ一度乾かして後でまとめ洗いでもOK。大事なのは、汚れと菌を放置しないことです。
「まとめ」
清拭は、お湯とか準備が大変ですよね。
でも、この**「レンジ蒸し器」と「清拭料スプレー」**の組み合わせでやってから、準備の負担がぐっと減りました。
清拭料(うるおうからだふき)も、ほんのちょっとの使用で済むので超節約になっています。
少しの工夫で介護する側の心も軽くなるので、ぜひ参考にしてみてください。
▼ 清拭タオルで使用しない時は、たっぷり野菜の「せいろ蒸し」が手軽に作れて重宝してます
最後まで読んでいただきありがとうございました。


