来訪者が来るとき、寝たきりの方は、「体が臭っていると思われたらどうしよう」と気にする方が多いのではないでしょうか。
私の親も体の臭いを気にして、「コロンをつけておけば安心」とばかりに、コロンを吹きかけてと私に依頼してきます。
ただ、香りは強くすればよいわけではありません。
来訪者にも心地よく感じてもらうには、香りの選び方やつける量が大切です。
この記事では、コロンの選び方やつける場所、量、つけすぎたときの対処法を具体的に解説します。
失敗しない「コロンの選び方」
強い香りはNG!選び方の前提
「強い香りでニオイを隠す」のではなく、ほんのり香る程度にすることを意識しましょう。
香りが強すぎると、寝たきりの方の体調よっては、強い香りで気分が悪くなることがありますし、訪問される方も、香りの強さが気になってしまうかもしれません。
ご本人も訪問される方も、みんなが心地よく過ごせるような、控えめな香り立ちのコロンを選ぶのが安心です。
おすすめの香りと避けたい香り
清潔感のあるやさしい香りを優先して選ぶのがおすすめです。
石鹸やシャボンのような香りは、お風呂上がりのような懐かしさや安心感があり、
ご本人もリラックスしやすく、来訪者にも爽やかな印象を与えてくれます。
また、柑橘系の香りも爽やかで嫌みがなく、ニオイが残りにくいため扱いやすいです。
一方で、甘さの強いフローラル系(華やかなお花の香り)や濃厚なバニラ調の香りは好みが大きく分かれますし、
ニオイがこもりやすいので避けたほうが無難です。
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豊富な種類からお好みの香りを選べますよ。
ほんのり香る「正しいつけ方」
つける前に、まずはニオイチェック
まずはコロンをつける前に、体や衣類のニオイを確認します。
汗や皮脂、排せつ物のニオイなどが残ったまま香りを重ねてしまうと、コロンと混ざり合って、かえって不快なニオイに変化してしまうことがあります。
もし気になるニオイがあれば、コロンで誤魔化そうとせず、汗を拭き取ったり無香料の消臭スプレーでニオイをリセットしてから、コロンを使うようにしましょう。
つけるタイミング・場所・適切な量は?
つけるタイミングと、つける場所・量の組み合わせを意識すると、強すぎず心地よい香りに仕上がります。
つけるタイミング(10〜15分前)
香水はつけてすぐだとアルコールのツンとした香りが強いため、アルコールが馴染んで優しい香りに変わる「10〜15分前」に準備しておくのがおすすめです。
時間を少し置くことで角が取れ、やさしい香りに落ち着いた状態でお迎えできます。
つける場所と適切な量(足元・服の裾に1プッシュ)
香りは時間が経つにつれて空間全体へふんわりと広がっていきます。
そのため、立っている時はもちろん、ベッドで横になっている時でも、
顔(鼻)からしっかり距離が取れる「足元」や「服の裾」に1プッシュだけつけるのがコツです。
顔の近くを避けて「鼻からの距離」を保つことで、香りが強く感じられすぎず、途中で香りに酔ってしまうのを防げますよ。
また、肌や服に直接スプレーするのに抵抗がある方は、ハンカチやティッシュにひと吹きして、
ベッド脇のサイドテーブルなど、少し離れた場所に置いておく方法も手軽でおすすめです。
つけすぎたときの対処法
つけすぎたら香りを重ねない
つけすぎてしまったときは、別の香りを重ねて誤魔化そうとしないことが大切です。
香りが強いと感じたときに別のコロンや芳香スプレーなどを上から重ねてしまうと、
香りが混ざり合ってかえって不快なニオイに変化してしまうことがあります。
肌につけすぎたときの落とし方
肌につけすぎてしまった香りは、無香料のウェットティッシュや固く絞った濡れタオルで拭き取るのが手軽で効果的です。
服を脱ぐのが難しい首周りはもちろん、手のあたりや足のあたりもサッと押さえるように拭くだけで、香りをかなり和らげることができます。
もし時間に余裕があれば、手のあたりや足のあたりは、石鹸とぬるま湯でサッと洗い流すとより確実です。
服や部屋に香りが残ったときは?
服や部屋に香りが残ってしまったときは、換気と無香料消臭スプレーの合わせ技が効果的です。
人が来るまで時間がないときでも、窓を2か所あけてパッと空気を入れ替えたり、
扇風機を外に向けて回すだけで空間の香りはかなり和らぎます。
あわせて、服や寝具についた香りを今すぐ消し去りたいときは、市販の無香料消臭スプレーが頼りになります。
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まとめ
来客時の自分のニオイが気になるときは、コロンで無理に覆い隠さず、まずはしっかり消臭することが大切です。
空間や衣類のニオイをリセットした上で、ごくごく控えめに香りを添えてあげることで、相手にも自分にも心地よい空間をつくれます。
今回ご紹介した事前準備や万が一つけすぎてしまったときの対処法を参考に、ぜひ慌てず安心して来客を迎えてくださいね。
もう、寝たきりだからといって、「臭い」なんて言わせませんよ!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

